桜 雷
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銀「で、どーしたズラ…
てめェの
お手手はブランコかァ?」
三人で
背中合わせになっていると
刀も握らず
手をブラブラさせている桂に
銀時は馬鹿にしたような
笑みを見せた
桂「うるさいっ!
貴様こそ腹が
あさりのようだぞ!」
銀「オィィィ!!
なんか
かっこわりーだろーがァ!
もっとねーのかよ!!
だいた「うるさいわっΣ
2人とも…ひどい怪我…」
銀「たいしたことっ…
う゛ッ…」
そう言って
力を入れた瞬間、
突然
銀時は
腹を抑えてしゃがみこんだ
桂「…見ての通りだ、名無しさん
こいつは返り血ではなく
腹を割られている…
危険な状態だ。
それに俺も…
両腕が砕かれている…」
その言葉で
再び絶望に引き戻される
桂「退くぞ。
だが…
高杉は
連れて行けぬかもしれん」
名無しさんは
桂の言葉を
無表情で黙ったまま聞く
.