桜 雷 

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高「名無しさん…ハァ…

生きてっか?ハァ…」



背を預けた
背面に問いかけると








「誰に…ハァ…
言ってんの…」


疲れてはいるものの
しっかりした返事が返ってきた









晴れることのない曇天の下






大量の天人


転がる仲間たち…







こうして
誰かの声を聞いていないと
生きてる実感なんて
まったくしなかった











高「にしても…
んだよ…今日の天人…ハァ…」


息をきらして
前方を睨みつける






「う…ん、噂以上。
めちゃくちゃ…強い」





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