クルタ族の女
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「なっ!」
「え?!」
「お前…」
「嘘…」
「ホンモノ??」
「ホンモノだろう!!」
「名無しさん、なの??」
車の中で聞いたのは
名前を
クロロルシルフルということ
私とはずっと昔から
知り合いだってこと
そして自分が
幻影旅団の
アジトに向かっていることだった
緊張していたが
幻影旅団のアジトにつくと
すぐに視線を向けられ
次の瞬間には
みんな一様に
驚きの表情をして涙を流していた
人違いではないですか
という言葉を
使う気にはなれなかった
.