君との距離
□第1Q やらせてください!!
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―――誠凛高校。
東京都内にある創立2年目の新設校。
4月、新入生を迎えた校舎の外では、在校生が部活の勧誘に力をいれている。
いろいろな部が勧誘をしている中、火神大我が男子バスケットボール部のブースを訪れている頃、ガランとした1年生の教室には2人の女子生徒がいた。
「小夏、ホントに終わるまでここにいるの?」
『うん、だって今外に出たら確実に追いかけられる…(苦笑』
「あー…、…確かに(汗」
『だから私のことは気にしないで、アイちゃんは行ってきなよ!たしか、ダンス部だっけ?』
「うん、じゃあ…行ってくるね?終わったらすぐ戻るから!!」
『はーい。いってらっしゃい!』
ガラガラ…タッタッタッ…
1人になった小夏は、窓の外を見つめた。
『……部活、か…。』
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