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□オーキド計画。
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「見たこともないポケモンにも出会えるはずじゃ」

オーキドは言う。世界には多くのポケモンがいる、と──…。




 オーキド計画。




多くのポケモンに出会える。
それはポケモンマスターへの第一歩。
レッドは、その言葉に胸の高鳴りを感じた。

「それに、あそこには今…」
「?」

大口を開けて豪快に笑うオーキドに、レッドは不思議そうに小首を傾げた。

オーキドは思う。
これは、残り少ない老いぼれ爺の娯楽だと。
ポケモン図鑑の完成も新しいポケモンマスターの育成も、そしてアレも…。
オーキドは心を弾ませながら、草むらの中で二人が通るのを待っていた。


「おーい、待ってよー!」

レッドの声が近づいてくる。
草の影から見える足。
孫のグリーンだ。
その足は、呼び止められた声には答えず先へと進んで行く。

ほれっ!
止まってやれ!
レッドが追いかけて来てるだろうが!

草かげから必死に応援するオーキド。

お前の好みの子を連れてきてやったんじゃぞ!
お前好きじゃろ?
黒髪で天然バカで何かに熱心で心優しい子!
何が悪い?
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