優しい記憶



「ここは…どこなんだ?」


新撰組八番組隊長、藤堂平助が目にしたものは


離れていても人と話せる板――

異人の様な服装の人々――

中が常に冷えている箱――


決して幕末の日本にはなかったもの。


この平成に、神様の悪戯でタイムスリップしてしまった平助と


いつもひとりぼっちだった、凛との優しくて暖かくて愛しい物語―――


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