BL小説
□アイマスク
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「そぉ〜ごぉ〜!!!!」
土方はいつものように沖田を探して屯所内を走り回っていた。
―――見つけた。
憎たらしいアイマスクをつけて呑気に寝ていた。
「‥‥‥‥‥。」
―――今俺‥‥ときめいた??
日常茶飯事に起こる沖田のサボりを見つけ、現実へと引き戻すのが土方の役割。
だけど今日は不覚にもときめいてしまった土方。
―――唇‥‥‥よく見たら綺麗だな‥‥
ちゅっ‥‥‥‥‥
「‥‥あ゙」
ヤバ‥‥と思って沖田を見るとまだ呑気に寝ていた。
「ちょっとだけならいいよな‥‥」
土方は沖田を自室に移した。
ちゅ‥‥‥ちゅっ‥‥‥
室内にいやらしい音が響く。
土方は障子を開けた途端、沖田を組み敷き夢中になってキスをした。
―――ダメだこんなこと‥‥ダメだ
心で思ってても体が無意識に動いていうことを聞かない。
「ごめん総悟‥‥‥とめられねぇ‥‥」
そう呟いて服に手をかけた時――――
「勝手にヤるとは土方さんも獣ですねぃ」
口角をあげて笑うのは、組み敷いている沖田だった。
最初は寝言かと思った次の瞬間、立場が逆転した。
アイマスクを上にずらした沖田が、いつも以上に瞳孔を開けている土方を組み敷いている。
「え゙‥‥‥‥まじで?」
「ホント、唇にやらかいもん当たった時はビビりましたよ」
「そこからかァァア!!!///」
上半身が廊下に出ている土方が、顔を赤らめながら叫んだ。
「煽ったのはアンタですぜ?」
そう言い放つと一気にズボンを脱がされた土方。
「〜〜〜〜〜ッ!!」
唐突過ぎるあまり、声が出ない。
あ。と何かひらめいた沖田を見た瞬間視界が真っ暗になった。
ここから快楽の始まりだった―――
「‥‥‥っぁ‥‥‥んっ///」
視界が遮られたのは沖田がアイマスクを土方につけたからだった。
(何も見えない状態だったら感じやすいでしょ?だからね♪)と言った沖田。
土方は視界を遮られているため、色んな事を悶々と考えていた。
上半身だけ廊下に出て、下半身は年下にヤられてる。
そう考えて身体が熱くなった時、沖田に感づかれた。
「土方さん、何かエロいもんでも考えやした?触ってないのに角度が増したでさぁ」
「なっ‥‥‥///」
その時向こうの廊下に隊士が通りかかった気配がした。
本当は誰も居なかったが、そう思ったらどこまでも興奮してしまう。
「土方さん‥‥‥‥ほんっとエロいですぜ?めちゃくちゃにシてヤりたい」
「い゙っ!!?何した!!」
「ただ指を挿入れただけでさぁ」
「目隠し外せよ」
「嫌に決まってまさぁ。わかってるでしょう?ささ、続きやりますぜ」
「ゔぁっ!!」
「ふぁっ‥‥や‥‥あぁっ‥‥!!」
土方は今だにアイマスクをされていた。
だが、ブラウスの上から乳首をコリコリされていて、もうすぐ絶頂を迎えるところだった。
「ひじ、か‥さん‥‥‥‥イきますよッ」
「ッぁあああぁぁぁぁぁあ!!!!!」
沖田は最後の最後まで搾り取った後、自身を抜くと土方の後孔から自分の白濁が滴り出てた。
「いっぱい出た‥‥‥」
そう呟いた土方に沖田がまた欲情し、第2ラウンド開始。
この日土方は寝れなかったという‥‥
End