BL小説

□愛の大きさ
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真夜中に屯所にコソコソとやって来る人物がいた。

―――坂田銀時だ

銀時は付き合いたての山崎退の偵察に来ていた。

「‥‥‥あんまこんな事したくねぇんだけどなぁ‥‥‥‥」


―――でも

と銀時は考えた。


―――あんないい面が2匹もいるんだぜ?


―――疑わないわけないじゃん‥‥


自慢のジャンプ力で屯所の塀を越える。

恋人の部屋はだいたいわかる。




うろ覚えの恋人の部屋を手ぐり探りで見つけだした。

明かりかついている。

気分よく部屋に行こうとすると部屋から大串くんが出てきた。

「ぇ‥‥‥」

声は聞こえないが、何かを話している。

山崎が大串くんに向かって頭を下げている。

「‥‥‥」

何だよ、何だよ!
こんなの覚悟してた‥‥‥でも何か見なきゃよかった!


男泣きに泣きながら、走って自宅に戻った。







「‥‥‥なんですか、その目は」

新八に呆れられたのは、目をパンパンに腫らせた銀時だった。

「あ゙?あんなの銀さん目じゃねーし」

「どれの事を話してます?目の話してるんですよ‥‥‥あ!銀さん!?どこ行くんですか!?」

銀時はふらっと外へ出て行った。


フラフラと街中を歩きたどりついたのは屯所。





なんで‥‥

なんでだ‥‥‥


来たくないのに‥‥――――


そう思った途端目の前が真っ暗になった。










「‥‥ん‥‥‥ず‥だ‥‥!!」


聞き覚えのある声。
優しく、包み込んでくれる声。
‥‥‥大好きな人の声。


「旦那っ!!!起きてくださいよォ‥‥‥」

「やま‥‥‥ざき‥‥」

「旦那!!」

「あのさせっかく恋人同士になったんだし‥‥その呼び方やめない?」

「なんて呼べば‥‥ぃでっ!!!」

銀時は山崎を押し倒した。

「銀‥‥でよろしく」

そう言うとキスをした。

「んんっ!!いきなり!!?やめ‥‥」

今まで性欲を押さえていた理性が弾け跳んで山崎を貪りはじめた。








「銀‥‥んぁっ!!」

「山崎‥‥お前昨日大串くんといただろ」

「それはっ!!‥‥」

「なんだ?言えないことなのか?」

「違う‥‥けど‥‥‥」

「もう浮気か‥‥」

「違いますっ!!」

そう言うと山崎は銀時のモノに手を当て、大きさを確認するとそれを取り出した。

「山崎?‥‥くっ‥‥」

「気持ちいいですか?」

「あぁ‥‥」

「これが僕の愛です」


「俺の愛は痛いぞ?」

「わかりました‥‥お願いします」
















「ホント痛いですよ、旦那〜」

「痛いって言ったじゃん」

「お尻の穴ガバガバじゃないですか!!///」

「俺のち●こはでかいからな」

銀時は鼻を高くした。

「初めてなんですからちょっとは遠慮してくださいよ‥‥」

「あれ?初めてだったんだ」

「当たり前じゃないですか!!」

「大串くんとヤったと思ってたわ」

「どこを見てそう思ったんです?」

「え、この前‥‥」

銀時はそのいきさつを山崎に説明した。

「あぁ‥‥あれですか‥‥」

「やっぱりヤったのか!!?」

「ちゃんと話を聞いてください!!‥‥あれは相談してたんですよ、旦‥‥じゃなかった銀の事を」

「旦那でいいよ。ヤるときだけそれな。」

「なんか犯す目的でに付き合った様に聞こえた‥‥」

「で?何を相談してたんだ?」

「どうやったら喜ばせてあげられるのかとか‥‥」

「銀さん嬉しいよ‥‥」

銀時は山崎に抱き着いた。

「やば‥‥また勃ってきた。ヤろか」

「やっぱり犯すのが目的ですか、旦那ァァア」



End
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