地下書庫

□第1章 風の王の死
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「宣戦布告」
同日同日午前10時34分
風の城ブリーフィングルーム



中ではすでに多くの風の戦士が集まっていた.

しかし異様であった...



シロン(なんでウインドラゴン族しかいないんだ?緊急事態なら風のやつら全員来るはずだろう?)



しかしブリーティングは始められた.
ウインドラゴン族だけで...



フェザー「みなさん聞いていただきたいことがあります.昨日王がお無くなりになられました...
そしてみなさんも不審に思っているかもしれませんが、今戦えるのは、我々だけです.」

シロン(えっ!?)

フェザー「火の者たちが宣戦布告してきました.」



当たりが一瞬で騒めきたつ.
冷静さを保っているのは、一部の者しかいない.



Wドラゴン「どうなってるんだ?」

Wドラゴン「他の種族達はどうした!?」

Wドラゴン「王がいない状態でどうしろってんだー!?」



当たりは、完全にパニックに陥った!



ダン!!



とても大きな音がした.そして音の方をみなが向く.
フェザーだった.
机の上を思いっきり叩いたらしい.
一瞬であたりが静かになった.



フェザー「では、ブリーティングを進めます.敵は、ウインドラゴンの領域を完全に封鎖する形で布陣しています.
火の者たちは、何日も前から密かに進行していたようです.
 他の風の民たちは、すでに支配されてしまったようです.
よって今戦えるのは、我々だけなのです.」

CWドラゴン「待った!同盟国である水の者たちに助けを求めてはどうでしょうか?」

フェザー「そのことですが、水の者たちは戦力要求を拒否しました.つまり協力はありません.」

Wドラゴン「ふざけんな!つまり負けは、決まってるんじゃねーか!」

フェザー「そうです.よって今回は、大規模の撤退作戦を開始します.
 水の者たちは、戦力導入を拒否は、しましたが、
撤退作戦は、手伝うといいました.作戦内容を言います.作戦コードネーム、エアーロード!!」



司令塔「本日敵の通信があった.内容は、3月30日、1200時トルネード軍に対して最後の進行を行う.
この通信の後我々は、スフィアのデータを解析、緊急会議が開かれた.反撃して敵を撤退させることは不可能と判断.
よって、水の地に逃れるための撤退作戦をおこなう.城の裏側にあるスカイストームロードがある.
一般市民をここから撤退させるべく君たちには、時間を稼いでもらう.スカイストームロードは、魔力によって空中から進入した物体を、
高速で運び出す加速装置である.加速したら、一気にまっすぐに進み、水の里に逃れるというものである.
加速すれば、敵の包囲を突破でき安全圏へと脱出できるであろう.本隊は、ロードの死守を、そのほかの者は敵の進行を遅らせることがことが任務だ.
諸君の脱出は、市民の退避が終わってからだ.
 以上.」



フェザー「諸君.最後まで立派にやり遂げましょう.」

ガイラス「後これは、俺の口から言わせてもらう.今我々は、指揮する王がいない.そこでだ、俺からみんなに言いたいことがある.」



皆が思った、一体急に何を言いだすのかと.



ガイラス「この領域で1番頭がよくて強い方こそ王にふさわしいと思う.それは...」



ガイラスは、トコトコと、歩きだした.



ガイラス「フェザー殿頼みましたよ.」



彼は、フェザーの肩をポンッと叩いて言った.



フェザー「へ!?」



ふだんみせないまぬけずらで、彼は言った.
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