英雄の兄と落ちこぼれの妹

□クリスマス休暇
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ドラコにはまだ養子の件を言うことはなかったリアン

ダンブルドアのせいで手こずるだろう事は予想出来たからだ

だがこれはリアンにとっては宣戦布告でもあった

いつまでも都合良く使える駒じゃない

都合の良い英雄を育てるための道具じゃない


『思い通りになんてならない…』

「リアン?
何か言ったか?」

『んーん、何でもないよ』


リアンは笑みを浮かべ、ドラコを誤魔化しながら宿題を進める

ヴォルやサラ、リドルに徹底的に仕込まれたリアンにとっては宿題なんて何でもなかった

むしろドラコに教えるぐらいの余裕があるほどだ


「リアンは凄いな…」

『ドラコも十分凄いよ
ちょっとアドバイスしただけですぐ分かったんだもん』

「いや、僕は当然だ
むしろグレンジャーに負けている様じゃまだまだ…」


ドラコの言葉にリアンはやはり純血貴族も色々あるんだと悟る


『…ぼくで良かったらいつでも勉強付き合うよ
だから次のテストは一緒に頑張ろう』


リアンの言葉にドラコは笑顔で頷いた







2017/08/17

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