英雄の兄と落ちこぼれの妹

□二年目
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大広間で歓迎会が始まろうとしてる頃、リアンはスリザリンのテーブルでドラコと再会を果たしていた


「リアン、久しぶりだな」

『久しぶり
元気だった?』

「リアンの方こそ、あれからポッターに酷い事などはされなかったか?
次の休みは家に来ると良い
父上がリアンにまた会いたいと仰っていた」


ドラコは自分の隣の席にリアンを座らせ、リアンが食べれそうな物をよそいながら言った

ドラコによそって貰った物をありがたく受け取るリアンは、ドラコの言葉に笑みをこぼす


『ありがとう
クリスマスは分からないけど、夏休みにはドラコの家に行きたいな』


リアンの言葉にドラコは満面の笑みを浮かべて答える


「喜んで歓迎する」


リアンは夏休みに見せられたダドリーの気持ち悪いエスコートとは比べ物にならない程の気品溢れるドラコの仕草や紳士っぷりにホッとした

今年の夏休みは色んな意味で散々だった

やっとホグワーツに戻れたんだ

今の内に目の保養や、心の療養をしておきたい

そんなリアンの願いも虚しく砕け散るのだが…








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