英雄の兄と落ちこぼれの妹

□いつものこと
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三日たった

食事は小さな缶詰スープしか貰えないリアンだったが、リアンはそのほとんどを、ヴォルとサラにあげてしまう

そんなリアンに二人の心配は募るばかりだった

夜中に寝ていると、ふと車のエンジン音が聞こえてリアンは目を覚ました

起き上がると、物置の外にハリーが見えてリアンは慌てて起き上がった

リアンが起き上がった拍子にヴォルとサラも飛び起きる


「リアン、荷物を纏めて!
ロン達が助けに来てくれたんだ!」


ガチャガチャと鍵を開ける音と共にハリーが声を潜めて言った

リアンは慌ててほとんどない荷物を纏めた

扉が開くとロンの兄の双子の片割れが居た

ハリーが荷物を持ってくれて、足音を潜めてハリーの部屋に向かう

ハリーの部屋の窓の外には宙に浮かぶ車があり、もう一人の双子の片割れが運転席でハンドルを握っていた

荷物を車に乗せて乗り込もうとするが、ハリーがヘドウィグを忘れているのをリアンが気付いた

リアンはヘドウィグの篭を持ってハリーに渡そうとするが、ヘドウィグが鳴き声をあげてしまう


「あの忌々しい梟め!」


バーノンが起きて来たのか、怒鳴り声と共に鍵を開ける音がした

慌てて双子の片割れ、ロン、ハリーが車に乗り込むが上手く乗り込めず、リアンはヘドウィグの篭を抱えたまま不安そうに扉を見る

するとバーノンが鍵を開けて部屋の中に入ってきてしまった








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