甘い本C
□四つ葉のクローバー
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『あ!…ありがとうございますジーニアス。』
嬉しそうに笑うプレセア。
泥だらけのジーニアス。
がんばって探したんだろう…
うれしい。
けど…
泥だらけのジーニアスを抱きしめるプレセア。
「わっ!?よ、汚れちゃうよ?!」
そんな事気にしません…
ただ私はジーニアスの耳元で呟いた。
――ジーニアス………私…クローバーなんかより…ジーニアスがいてくれれば、幸せなんです――
そういって私は静か笑って…ジーニアスの手をとった。
END