short
□しんちょう
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「吹雪さんって
身長いくつなんですか?」
虎丸くんの言葉が
これほどザックリ来たことがない
身長…
今まで誰も触れてこなかったこと
実際小6の虎丸くんより僕は小さい
「…言わない…!」
僕は少しふくれっ面で目をそらした
「なに怒ってるんですか?」
「怒ってないっ」
「も───…」
虎丸くんは少し困ったような顔をして
僕の顔を覗いた
そして
唇に優しく触れるキス
「──心配しなくても
吹雪さんは今のままが一番かわいいですから♪」
「/////」
これは
僕、喜んじゃダメだよね
でも嬉しくてしょうがない僕でした
fin.