小説B

□ユスミン小説*『見えない星・R』
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YC Side



一日中、

君の事ばかり考えた…。



君を目で追って…、

君が誰かに笑うと……、

苦しくて……、


胸が張り裂けそうなほど痛みを感じた……。



強く……、強くなるんだろ?



君の傍にいるために……。


君に愛されるために…。




********




長い一日が終わって、宿舎に帰ると俺はチャンミンに誘われジュンスと三人でGAMEを楽しんだ。


顔は笑っていたけれど心は笑えい…。



YH「おい、風呂、空いたからいいぞ!」

長いShowerTimeから出てきたユノ兄がバスタオルを頭から被り俺達に言うと、チャンミンが立ち上がり、"じゃあ、先に僕が入ります"と俺達の前から消えて行った。


ユノ兄も、冷蔵庫からMineralWaterを出して飲みほすと鼻歌を歌いながらリビングを出ていく…。



YC「……」

JS「………」




今はリビングに…、

ジュンスと俺の二人だけ……。



JS「……ねぇ」


YC「…何?」





JS「本当は、僕は君を………、


知ってるんじゃないかな?」


え………。



突然の言葉に俺は唖然とした…。



JS「お、怒らないで聞いてよ…。

君は……、僕に初めましてって言ったけれど……、




何か変なんだ。」




YC「……変?」



JS「うん。なんか気になる…。


僕は病気だから、もしかして君の事を忘れてたのかな?って…」




YC「じゃあ………、

なんだと思うの?


俺は…ジュンスにとって、何だったと思う?」



酷いな…。



JS「え…?何だったって…、じゃあ、やっぱり…」



忘れたって、

何でそんな簡単に口にできるんだよ……。




YC「言ってみてよ。俺がジュンスのなんなのか。」




記憶をなくしたら……、

病気になったら………、




JS「…………メンバーで……


友達だった?」



何を言っても許されるのか?



YC「……………そう。」



JS「!!!!



えっ!?ゆ、ユチョン!?泣いてるの!?」



泣くわけないだろ………。





俺は…………、




YC「そう。友達だったんだ…。」


もう、ジュンスのために泣かないと決めたのに……。




JS「え……。 ふっ!?んんっ……」


涙を流す俺を心配そう見つめるジュンスの腕を取ると、自分の胸へと引き寄せ唇を重ねた。



JS「んんっ…はぁ…、やっ…」

YC「はぁ…、ん、……」



唇の隙間から舌を差し込み、ジュンスの舌に絡めようとしたけれど拒もうと腕で俺の胸を押しやる。



YC「じゅ…す……、はぁ…」



それでも、背中に腕を回し力付くで抱きしめ激しく舌に吸い付いた。



君は息をもらし必死に抵抗を続ける…。

そのまま君を床に押し倒し馬乗りになりながらキスをすることを止めようとはしなかった。



部屋には……、俺達の舌と唾液が絡み合う音が、ちゅぱちゅぱ と聞こえている…。



YC「…はぁ、………」

唇を離し、ジュンスから距離を置くと…、


ジュンスの瞳から涙が溢れていた……。




あ……、

何やってんだ俺……。


ジュンスを傷つけたことに……、


今更、気づく……。


ジュンスの上から身体を退かすと俺は頭を抱え座りこんだ。



YC「…ごめん。………気持ち悪かったよな…。


ほんと……、ごめん…」




君は何も答えないまま……、


天井を見つめていた……。




たった一日………、


一日だけじゃないか?




明日には……、


君は笑って、俺にキスをくれるかもしれないのに……。




ユチョンは、馬鹿だな、僕を待てないの?と笑うかもしれない…。


・・・・・・・・・・・。















待てないよ………。



ジュンス・・・君の瞳に映らない自分なんて・・・・



なんの意味もないんだ・・・。


もう………、

俺には何も見えない……。




君と言う名の星さえも……、

見失ってしまいそうで……、





怖いんだ………。






YC「…………ジュンス。





海に行こうか……」


to be continue………

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