俺の周りの奇妙な人間

□俺とヤーさんと学園の守り神
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「キョウー! 枕投げすんぞー!」

消灯時間十分前、漫画を読んでた俺の前に枕を両脇に抱えたバカこと健吾が立っていた。

「嫌だ。暴れたら寮長に怒られる」

「いーじゃん! さわがなけりゃいいんだよ。
つーわけで喰らえ! ローリング・スーパー・ハレーション!」

「技名が意味分からん!」

健吾は両手に枕を持ちグルグル回転しながら向かってきた。

ハッキリ言ってバカらしい…

「ハハハ! 迂闊に近づいちゃ火傷するぜ!!」

「…健吾…Stay!!」

「ふがっ!!?」

持っていた漫画を健吾の顔面へと投げつける。

顔面は体ごと回転しているにもかかわらずいとも容易く漫画を向かい入れ鼻を陥没させた。


「…や、やりやがったな…。
つか…漫画はやめろ…痛い」

「しるか、つか俺は寝る」

「え? なに? 俺と寝てくれるの?」

「Deathれ」

「ひっでー! ンの…くらえ! ファイナル・ディープ・バケーション!!」

「あっぶ!!」

顔面向けて飛んできたもの凄い剛球を顔面スレスレでよけた……ら…

パリン

「「あっ」」
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