BOOK

□アカイイト
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ヤスと、ケンカした。


きっかけは些細な事だったと思う。

俺も、悪かったと思う。

でも、ヤスやって言い過ぎやと思う。

今日は、クリスマスやのに・・・。


そんなかんじで、機嫌悪く楽屋にはいった。

「あれ?」

机の上にプレゼントみたいな箱が2つ。

添えられたカードには、
「たっちょんへ
 あなたは今、幸せですか?     」

ヤスの字や。
「そんなわけ、ないやん。」

あ、裏になんか書いてある。

「幸せなら赤い箱、そうじゃないなら青い箱をあけて。」

何、考えとるんやろ。

とりあえず、青い箱を手に取る。

「何はいってるんや?」

箱を開けると、
「手紙?」

「たっちょんへ。
 僕が幸せにするから。
  もう、怒らんといて?    
           赤い箱も開けて。」

どういうこと?
赤い箱を開けると、

「指輪・・・?

と・・・カード。」

カードには
「さっきはごめんな。
 これからも幸せにする。

 愛してる。       

               章大」

「・・・っ!」

涙が、溢れた。

「ヤスっ・・・。」

会いたい、

ヤスに会いたい!!

「ヤス、どこ・・・?」

♪〜♪〜♪

「ヤスっ!?」
ピッ
「ヤス??」
『ちゃうよ?俺。』
「あぁ、ひな?」
『なんかがっかりすんなや。失礼なやっちゃなぁ。』
「ごめん。」
『まぁええわ〜。ってか、安田探してるん?』
「うん。」
『なら、もうすぐそっち行くんちゃうかなぁ・・。』
「え・・・」

ガチャ


 
「え・・・あ、ヤスッ!!」

「あ、たちょ・・・」

『逢えたみたいやな!ほんならあとでまた電話するわ。』

「あ、うん・・・」

ピッ

「・・・」

「「あの!!」」

「・・・たちょから言ってええよ?」

「うん。あの、これ・・・」

「あ・・・ちょっと貸して?」

「え?あ・・・」

そういってヤスは俺の左の小指にはめた。

「これ・・・」

「ピンキーリングやねん。
あんな?幸せって右の小指から入って左の小指から出てくらしいねんやから・・・」

「ヤスッ・・・。」

「僕が、たちょを幸せにする。やから、僕・・・」

「ヤス・・・好きや・・・ごめん・・・俺・・・ごめ・・・」

「たちょ」
そういってヤスは俺を抱きしめた。

「ホントにスキ。・・・愛してる。」

「俺も!!」

俺らは笑いあった。

〜END〜

「なぁ、たちょ?」
「ふぇ?」
「見て、これ。」
「ん?あ!」
「えへへ。お揃いやねん。」
「なんか、赤い糸みたいや。」
「せやな。じゃあ、僕らは運命の恋人やな。」
「うん!」











アトガキ

すいません。

しょっぱな駄文です。

一応青緑のつもりです。

青さんと緑さんのピンキーリングがお揃いというところから派生した妄想です。

こんな文でよければコメントください!!















 

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