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□おはよう。
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いつもよりも早く目覚めたのにも関わらず全く眠気が無いのは、愛しい気配といい匂いのおかげ。




「…テンテン?」


「あっ、おはようネジ!起こしちゃった?」


「いや」




寝室からリビングに移動すると、気配どおりキッチンに背を向けているお団子頭の姿。

机には彼女が用意してくれたであろう朝食が二人分並べてある。




「いつから来ていたんだ?」


「30分くらい前かな。昨日の夜から国境警備してて、その帰りに寄ってみたの」


「…にしても、かなり早朝の訪問だな」




時計にちらりと目をやれば、時刻は午前5時過ぎ。

今日は午前7時から任務が入っているので起きているものの、普段ならまだ寝ている時間だ。




「報告ついでに受付の人に今日のネジの任務を聞いたのよ。そしたら今日は朝からだって言うから、朝ご飯でも作ってあげようと思って」


「それはありがたいが…お前は眠くないのか?」


「昨日の昼間ずっと寝てたから全然平気よ!今日も任務は夕方からだしね」


「そうか」


「朝ご飯、もうすぐ出来るから先に着替えてて」




テンテンの言葉通りに、顔を洗いいつもの忍服に着替える。

リビングに戻ると、既に朝食が出来たらしく椅子にテンテンは座っていた。




「さ、食べよ!」


「ああ」




テンテンの向かいの椅子に座り、二人で手を合わせた。








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