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□二人だけの
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「今日はとことん飲むってばよ!」
「こうしてみんなで集まるのも久しぶりだもんね」
ナルトやサクラを始めとし、みんながわいわいと騒いでいる只今の時刻は19時過ぎ。
事の発端は今日の夕方。
お馴染みのメンバーが珍しく待機場所に居合わせた。
みんな上忍へと昇格し、任務に追われる日々。こうして全員の顔を見るのは本当に久しぶりだった。
プチ同窓会みたいな雰囲気になる中、テンションが上がったナルトが急に叫んだ。
「今日、任務が終わった人からオレん家集合!オレらも二十歳になったわけだし、みんなで飲もうってばよ!」
みんなもそれに賛成し、飲み会はすぐに決定された。
「テンテン、今日の任務は何時に終わる予定だ?」
白眼の上忍は隣に座って飲み会の決定に喜んでいるお団子頭に尋ねる。
「書類整理だけだから、終わり次第すぐ行こうかなって」
「だったらオレも手伝う。もう任務は済んでいるんでな」
「ありがとう、助かるわ」
そうして二人は山積みになっている書類を整理し、そのままナルトの家へと向かった。
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