空色綴り・壱

□君の手をとって
1ページ/14ページ

FUYU SIDE



小さな手をひいて、ドコまでも行ける……。


そんな気がしていた。


なのに、何故?


今は、私の手が彼にひかれてる?


えっと……。


どうしてこんなことになってるんだっけ?


私は、少し前を歩く彼の横顔をそっと見つめる。


いつもより大人に見える表情に、少しだけ胸が高鳴る。


私と彼は……。


**********
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ