空色綴り・壱
□君の手をとって
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FUYU SIDE
小さな手をひいて、ドコまでも行ける……。
そんな気がしていた。
なのに、何故?
今は、私の手が彼にひかれてる?
えっと……。
どうしてこんなことになってるんだっけ?
私は、少し前を歩く彼の横顔をそっと見つめる。
いつもより大人に見える表情に、少しだけ胸が高鳴る。
私と彼は……。
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