BL小説

□気付いて・・・
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−キーンコーンカーンコーン−



始業のチャイムが鳴る。



次の時間は古典の時間。



面倒だと言いたげに大きな欠伸をしている、沖田総司。



逆に教科書とノートを開き、まじめに取り組もうとしている斎藤一(風紀委員)



しかし、そんな斎藤も通常の授業前とは違い、視線は彼方を泳ぎ、机の下で手を開いたり握ったりしている。



「・・・・・」



教室のドアの奥に黒いスーツが見えると、斎藤の心拍数は急激に高まるのであった。





「授業始めるぞー!」


古典教師である土方が教壇に立つ。



「起立……礼……着席」



斎藤の声が教室に響く。




そして、授業が始まる。









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