短篇集

□ひだまりの少女
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西日の差す、うららかな午後。
部屋中にうっすらと色づいた光が漂い、眠りの女神が呪文を唱える。
暖かな光に包まれ、うとうとと夢を迎えて、また、さらさらと時が流れてゆく。

少しの時が過ぎ、女神が去ってゆけば、ひだまりの中に天使を見た。
夢かと思われるほどの安らかな画だった。
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