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□退魔師列伝 魔刃朱殺 第三話A
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「あ〜、なんかイライラしてきた。」
なんで何処にもいないんだ。確かに全くあてもなく飛び出してきた俺が悪い訳なんだけど。なんでかすぐに会える気がしたんだよなぁ…。
にしても、こんだけ歩いて何も得るモノがないなんて…。
「情報ぐらいねぇかな。」
何気無く落ちてた空き缶を蹴ってみる。綺麗な孤を描いて空き缶専用の入口が狭い円形のゴミ箱に吸込まれていった。
「すっげ…。入ったよ…!」
ん?情報?
情報といえば情報屋がいたじゃないか。あの恐ろしい蛇。

蛇蕉

あいつなら百鬼夜行にも情報売ってるくらいだから容易く見つけられるだろう。たしか、いつも空地にいたな。この時間でもいるだろうか…。





「いた。良かった。」
「なんだ、いきなり?」
いつだか昼間みた所と変わらずそこにいた。しかし商品はしまっているようだ。
「こんな時間でも商売してるのか?」
「情報屋にくる客は大概深夜だからな。」
「なるほどな。早速情報が欲しいんだけど。」
「なんだ?」
俺と闘っていた時は傷を負っていて力がかなり落ちていたらしい。だから人に変化しきれていなかった。
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