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□退魔師列伝 魔刃朱殺 第四話@
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そしたら魔に襲われ易くなるな。今日から見張りに…
「ちーっす!冬人生きてっかぁ〜?」
いきなり秋人が飛び込んできた。
「ウルセェよお前!他にも患者サンいるんだから静かにしろッ!」
「なんだよぉ〜。せっかく土産にゲーム持ってきたのに〜。」
「それプレ2のソフトじゃねぇか。病院のドコでやるんだよ…?」
「あぁ悪い悪い。病院じゃやる場所ないか。冬人がやりたがってたゲームだけど仕方ないからパッケージだけで我慢してくれ〜。」
「ククっ。目の前にあるのにできねぇ。」
思わず吹いてしまった。
「お前らが見舞いにくる度に俺は悲しくなるよ…。」
まぁ、毎回こんな感じだしなぁ。動けないのを良い事にやりたい放題。
「そんなコトより、聞いてくれよ秋人。」
「なに〜?」
「冬人がお化け見ちゃって怖くて寝れないんだってよぉ〜ッ!!」
「ちょっ!寥ッ!?」
「ギャハハハハハハハハッ!高校生にもなってお化け怖いのかよ〜!?」
「だから秋人には言いたくなかったのに…。」
「今度の土産に御守り買ってきてやるよ〜。安産祈願の。」
「結局守れないんだ!?」
「「アハハハハハハハハ!」」
「ホントお前ら静かに…。」
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