みじかめ

□まかろん
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「ほらっ早く乗りなさい

「はぁい」

今から馬車でチョコリエータ家とのお茶会に行ってきます!

ちなみにお洋服も
白い立ち襟のフリルブラウスに

薄い桃色のフリルバッスルのスカート。

パニエでふんわり膨らませて。

頭にはスカートとお揃いのヘッドドレスをつけて。

ちょっと大人しめな格好でお茶会に!

もちろん白い日傘もね。




──────…

馬車に揺られること1時間。

「お母様、チョコリエータ家はまだなの?」

「そうねぇ、時間的にはもうそろそろなんだけど…」

「早くお菓子食べたいな♪」


もうお昼時なんだからついてくれないと

私のお腹が鳴っちゃうわ。






キーッと音を立てて馬車が止まった。

「はい、どうぞ。チョコリエータ家です」

馬車を降りて目の前にあったもの。



それはチョコレート色のレンガで作られたお城。

しかもチョコレートやマカロンの良い香り。


「こんなところでお茶会なんて楽しそう!」

「チェルミィは早く食べたいなー」

「あんまりチョコリエータ家の人の前でそんなこと言ってはダメよ?」

「はぁいお母様」




───

「こんにちはぁ」

チェルミィがいの一番に走ってあいさつする。



「あ、チェルミィちゃんね?こんにちは」

チョコリエータ家のお母様らしきひとが応える。

いい人そう!




「チェルヴィさん?」

後ろからいきなり声が!

振り替えるとチョコリエータ家の長男?次男?

どちらか分からないけれど

とても整った顔立ちの男の子。

「はい、なんでしょう」

そういうと、彼は

「えっと、チョコリエータ家の次男、ベルです。」


そして、かぶっていた帽子を外し頭を下げた。


「あ、私はチェリーネ家の次女チェルヴィです。チェルヴィって呼んでくださいな」

私もスカートの裾をちょいっとつまみ、足を一歩下げた。


「チェルヴィだね。僕もベルって呼んで」

そう言うとにこっと微笑んだ。

なんて素敵な人なの!
楽しいお茶会になりそう!

ちらっとチェルミィを見るときゃいきゃいはしゃぐチェルミィとチョコリエータ家の長男さん。

早速仲良くなったのね。。



「さぁ、チェルヴィ。もう12時だから席についてお茶でも飲みながらお話でもしようか」


「ええ、そうしましょう!」




******

次からお茶会編です。

長男の名前は次に!
 

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