私は最強ヒロインです!!

□標的38{手紙に込める}
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……恭弥が猫を届けに行ってから、帰って来るまでに、私は手紙を書いていた。

この戦いの途中、私は“交代するはず”だから。

これは今後の戦いに重要かつ、必要になる。“ツナ達のため”にも、これはとても重要な役割を果たすはず…


『どうか、壊れないで…』


私はそんな願いも込めて書いた。

スッ…


恭弥「…準備、出来たかい?」

『バッチリ、恭弥の方も少しやったよ』

恭弥「そう、じゃあ行くよ」

『うん』


シュッ


こうして、私達はツナ達のための作戦を実行する。





ドドドッ


『恭弥、来たよ』

恭弥「分かってる。スイッチを」

『了解』


ポチッ

私と恭弥は発信機を持って皆が居るアジトから2q離れた倉庫予定地にいた。

此処で、敵をひきつけてる間にツナ達に突入してもらう予定。


恭弥「行ってくる」

『行ってらっしゃい!』


恭弥はまず、敵が開けた穴を塞ぎ、閉じ込めてから、匣で殆どの敵を倒した。

それでも、ハリネズミでは隙間が出来、多くの敵が残ってしまった。

それは想定内。私がスイッチを押し、恭弥が中に入った事を確認後、また閉じる。


『わー、此処から見てると敵が白蟻と黒蟻に見える(笑)』


ま、こんな事を思ってる間にも敵はどんどん減っていく…


『てか、何で一人ずつ行くわけ?一気に行って数で押せばいいのに…』


私も出たいな…でも、そうは行かないし…あーぁ、ストレス発散できない!!


恭弥「……癒真、終わったよ」

『もう終わったの?早くない?』

恭弥「向こうが弱いだけだよ。戦い方もいまいち…これなら沢田綱吉達の方が強いね」

『まぁそうでしょうよ、いくら大量に居ても所詮は雑魚。こんなのとツナ達を比べちゃいかんでしょ(笑)』

恭弥「…ザックリ言うね。どうしたの」

『別に?ただ私もストレス発散したいなって思っただけ』


随分前から書類ばっかり相手してたから…


恭弥「まぁ、今回は遊べるんだからいいでしょ?作戦通りだったらだけど」

『まね♪だから、ストップウォッチも持ってきたし、人数分の数取器(カウンター or チェックカウンター)も持ってきたし?楽しみだなー』

恭弥「…遊び感覚…」


ま、とりあえずは恭弥を皆の居るとこに送んなきゃね。


『恭弥、此処での戦いは終わった事だし、皆のとこに送るよ』

恭弥「僕は独りで行動するから、入り口で良いよ」

『そう?じゃあ、ミルフィオーレ日本支部のどっかの入り口に…移動!』


シュッ!

ストッ…


『此処でいい?』

恭弥「…大丈夫なんじゃない?どんな場所だろうと僕には関係ないよ」

『だよね、んじゃ私もう行くわまたね♪』


シュッ


恭弥「また…か」
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