私は最強ヒロインです!!
□標的36{霧の再生}
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『ふわぁ…眠たい…』
恭弥「寝ないでよ、運ぶのめんどくさいんだから」
ここは和室でーす。私は大体ここに缶詰にされてるんだ…
法被着てウキウキだったのに恭弥が断るから…正直ストレス溜まってるんだよね…
しかもさっきの言葉何?めんどいって言いながら顔が重いから止めてみたいな感じなんだけど?
『それって重いからってこと?確かに重いけど、あからさまな顔して遠回しな言い方しないで。
顔見えなかったら支障ないけど、私にはバッチリ見えるから。傷つくから』
恭弥「ふーん…良かったね」
『何が!?ねぇ、何が良かったの!!?話聞いてた?』
聞いてたらそんな事言わないだろう!?絶対に話聞いてないわ…
恭弥「……ふーん、良かったね…」
『……』
バキャッ
『あ、ごめん。書類書いてたペン折っちゃった。恭弥、もう一度聞こう…話聞いてた?』
恭弥「それはもうバッチリと(汗)」
恭弥キャラ崩壊!いい気味(笑)
てか、恭弥弄るの楽しいんだよね♪
『ふーん…どんなこと言ってたっけ私…恭弥は聞いてたんだから……分かるよね?』
恭弥「……ごめん…いや、ごめんなさい…聞いてませんでした…」
やっぱりか…本当にそういうの止めてよね。イライラしてんのにそんな事されたらもっとイライラして…
あああああぁぁイライラしてきた!!よし!恭弥殴ろう!そうすればこのイライラも少しは治まるだろう。
『そうかそうか…書類仕事で肩こってるし、体ほぐす為に…ドリャアアァァアア!!!』
恭弥「ギャアァァァアァア!!!」
私の必殺パンチ食らうがいい!!
ヴーーーーッ
『……チッ、命拾いしたな恭弥。それより久々に外出れるかな?』
早く外出たい!
恭弥「……それはもう少し先になるよ」
『もう少し先?マジか。でも出れるんだよね!ヤッタ!!』