私は最強ヒロインです!!
□標的32{自問}
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…は、はろ〜皆さん…皆の最強ヒロイン癒真ちゃんで〜す…
……ごめん、今の忘れて…頭エンストしてて可笑しくなってるから…
てか、“…”多いな…あ、今も使っちゃった。
ガチャッ
ツナ「癒真!遅刻するよ!?」
『ツナ、人の部屋に入るのに手土産無しか?そうなのか?』
ツナ「え!?ご、ごめん…て違うよ!!ノックだよノック!手土産は病院!!」
『…私はノックの一つ位しなかっただけで怒る器ではないよ…ハハハッ!崇めるがいい!!』
ツナ「どうしちゃったのー!!?」
因みにこれ、私ベットの上に制服のまま仰向けに寝た状態だから、ハッキリ言うと…変な人みたくなってる。
リボーン「本当にどーしたんだ癒真」
ツナ「おわっ、いきなり出てくんなよ!」
リボーンいきなり登場!しかも、私の枕元に…
ま、ちょうど良いし?こうなった経緯を話そうじゃないか…
『…エンスト…プシューでバンッ…そしてパタン…』
…あれ?結構重要なとこが抜けて、効果音?ばっかになってる…あれ?
リボーン「頭が、車がエンストした時みたいにプシューと湯気が出て、はじけるようにバンッと一気に体か熱くなって、そのまま力が無くなったみたいにパタンと倒れて動けない…
そりゃ、風邪だな。今日は安静にしとけ」
ツナ「なんでわかったの!!?て、風邪だったら安静にしとかなきゃダメじゃんか!!今、体温計持ってくるから!」
バタバタッ
そう言って大急ぎで出て行った。……風邪?
『リボーン…解読ありがと…そして、風邪って…?』
リボーン「あぁ、これくらい簡単だぞ。今の症状聞いてると風邪が一番当てはまるからな。後でシャマル呼んでやる」
いや、聞きたいのはそうじゃなくて…
『……風邪って…………何?』
こう言った時のリボーンの表情は、これでもかって位驚いた顔だった。
……わー、初めてこんなに表情出したリボーン見たかも…
その後、何故か体温計を持ったツナと、ツナママ・ビアンキ・フゥ太・ランボ・イーピン…全員が来ていた。
体温計で熱を測ってるときは、ランボ・イーピンが膝の上、フゥ太がベットに腰掛け、ビアンキはドアのとこに背を預け腕組み…カッコいい…
ツナママに、測り終わった体温計を見せたら…
ツナママ「よ、四十一度…癒真ちゃん、今日は学校行っちゃダメよ!家で安静にしてる事…いい?」
『い、イエッサー…』
…こうして、今日はお休みとなった。
私はシャマルが来るまで寝ていろとリボーンに言われたので、寝る事に…
次に起きたのは十二時ちょっと前だった。
シャマル「お、起きたか。病状からするとこりゃ風邪だ。ほれ、風邪薬。これ飲んで寝てりゃすぐに治る」
『…ありがと、シャマル…』
シャマル「いいえ、どういたしまして。んじゃ、安静にな」
『うん、バイバイ』
シャマルは私に背を向けながら手だけを振り、帰っていった。
……変態シャマルは何処へ…?
ガチャッ
ツナママ「癒真ちゃん、具合どう?」
ツナママが鍋が乗ったトレーを持って入ってきた。後ろにビアンキがいる…ドアを開けたんだ…
『初めてなったから、少し大丈夫じゃないかも…』
ツナママ「そう、初めてなのね…それでこんなに熱があるなら辛いわね…お粥持ってきたけど…食べる?」
『う〜ん…』
ビアンキ「風邪の時は何か食べた方が良いわよ。それに、その薬を飲むにしても、お腹に何か入れておかないといけないしね」
『…じゃあ、食べる』
そこまで言われて食べない人はいないよ…
お粥を食べようとすると、ツナママが食べさせてくれるといったので、お言葉に甘えて…て感じで、初めて人に食べさせてもらった。
若干恥ずかしかったけど、何だか心が温まったような感じ…
それから三十分かけて完食。ツナママの料理って何だか食べてると食欲が増すんだよね…不思議…
それから薬を飲んで寝た。