私は最強ヒロインです!!

□標的29{痛みの中で…}
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嫌な音…それはツナ達に聞こえるわけもなく、守護者の異変にただただ驚いていた。


ツナ「な、何なの…!?」

チェルベ「只今、守護者全員のリストバンドに内蔵されていた

毒が注入されました

ツナ「なんだって!?


チェルベッロの言葉は酷く冷たく感じた。

そんな中、ザンザスは顔色を少しも変えなかった。


お兄さん≪ぐおっ

レヴィ≪体が

凪≪熱い…っ

ベル≪っく……

武≪うおっ


皆が床に倒れていく…

チェルベッロは説明を続けた。


チェルベ「デスヒーターと呼ばれるこの毒は瞬時に神経を麻痺させ、立つ事すら困難にします」

チェルベ「そして、全身を貫く燃えるような痛みは徐々に増してゆき、三十分で……絶命します

バジル「そ、そんなっ」


この守護者の状況、ツナは早く始め、そして争奪戦を終わらせたいという気持ちが増す。

そんな中、チェルベッロはもっと残酷な事を口にする。


チェルベ「そして更に、神のリングの守護者にはもう一つの毒を注入されました」

チェルベ「クロドクシボグモと呼ばれる毒グモから採取した毒で、一匹が持っている毒の量で約八十人の大人または八百匹のネズミを殺す猛毒です

ツナ「なっ、」

チェルベ「この毒の症状はデスヒーターと同じようなもので、全身の痛みに伴って血圧も上昇、全身が麻痺状態となります」

チェルベ「ただし一つ異なる所があります。それは……二十五分以内に絶命する所です

ツナ「ちょっと待って!何で癒真達にはそれを…」

チェルベ「神のリングとは、神様が創り出したものです。それに見合う守護者でなければ、リングを受け継ぐ資格はありません」


チェルベッロは淡々と言っているが、内容は酷いものだった。

ツナは顔から血の気が引くのを感じていた。


ツナ「ど、どういう事だよ!!大空戦なのになんで…なんで皆がこんな目に!!」

チェルベ「大空であるボスの使命だからです」

チェルベ「晴・雷・嵐・雨・霧・雲…すべてに染まりつつすべてを飲み込み包容する事が、大空の使命」

チェルベ「守護者全員の命がボスの手に委ねられる戦い…それが大空戦なのです」


それから、毒の解毒方法が守護者がしているリストバンドに同種類のリングを差し込む事である事

勝利条件がボンゴレリング全てを手に入れる事であるとの説明を受け、ツナは早く始めようというと

最後に、勝負が開始した後は部外者の外部からの干渉を禁止、特殊弾もそうだといわれ、リボーンが返事をした直ぐ後…


ガンッ


ザンザスが開始の合図を待たずにツナを殴った

ツナは後ろにある校舎の壁に激突し、瓦礫に埋もれた。

チェルベッロが注意をしようとすると、ツナが早く始めたいと言った事を理由にした。

しかし、ツナはまだ死ぬ気モードではなかったため、バジルが怒るが


リボーン「…なめんなよ、俺を誰だと思ってる」


リボーンは右手に銃を持っていた。


ドウッ!


リボーンの言葉が合図だったかのように、次には死ぬ気モードのツナが瓦礫から出てきた。

ツナとザンザスのやり取りを聞き、チェルベッロは急いで観覧席にシャマル・バジル・リボーン・コロネロ…

そして、建物の陰に隠れていた犬・千種をいれた。


チェルベ「それでは、大空のリング

XANXUS VS 沢田綱吉

勝負開始!!」





いよいよ、大空戦の始まりである。
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