私は最強ヒロインです!!
□標的28{少しの違和感}
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屋上に来たツナと癒真、ツナはフェンスに手を置き空を見ていた。
癒真はそんなツナを見ながら、何を思ったのか鞄の中をゴソゴソと探っていた。
『お、あったあった…ツナ!君にプレゼントだよ!』
ツナ「え?」
癒真のプレゼント発言に少し驚いたツナだったが、癒真の手に持っているものを見て
ツナ「…お守り?」
『そう!お守り!京子達と一緒に作ったんだよ?有難く受け取りたまえ』
ツナ「え、京子ちゃんも!?まさか癒真、争奪戦の事…」
『いや、ばれてなかったよ?まだ相撲大会だって思ってたみたいだし、まぁ京子の愛情が入ったものだから!良かったねツナ!』
癒真は笑顔でこう言ったが、ツナは何故か少し考えているような顔をしていた。
それを不思議そうにみていた癒真だったが…
ガチャッ
京子「癒真!此処にいたんだ」
『あ、京子!皆に配り終わった?』
ツナ「え、みんな?」
ハル「はい!キッチリ配り終わりました!」
『このお守りさ、守護者全員に作ったんだよ?』
ツナ「(俺の分だけじゃないのねーー!?)」
相当ガッカリした様子のツナだった。
『ねぇツナ、見てみて!ハルのこの姿!!メッチャ可愛いでしょ?』
いきなりこう言った癒真の言葉でツナがハルを見てみると…
ツナ「何で並中の制服!!?しかも何で此処にいんのー!?」
ハル「今日学校お昼からなんです。だからお守り一緒に配るために潜入しちゃいましたよ」
ツナ「潜入って!つーか雲雀さんに見つかったらやばいんじゃ…!」
ツナの言葉はもっともである。しかし、忘れてはいないだろうか…癒真が最強だと言う事を…
『その心配はしなくて大丈夫!なんせ私が恭弥を説得したんだからね!』
ツナ「癒真が説得!?ちょ、大丈夫だったの!!?」
『大丈夫!だって私、最強だから!』
ツナ「そうでしたーー!!」
その後は普通の学校生活を送った。
そして夜…