私は最強ヒロインです!!
□標的18{敬語っていいよね}
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ザンザス「なっ!?」
ルー姐「え、」
ベル「お口あんぐり…」
マーモン「…凄い、」
「何でだ!?」
皆の視線の先には…
シュゥゥ…ゴックン
『ぷはぁ〜、美味しかった♪』
満面の笑みでお腹をポンポンしている癒真だった
「お前…食ったのか?」
『うん♪美味しかったよ神様も食べる?』
「い、いや…遠慮しとく…」
『え〜…美味しいのに。ルー姐、ベル、マーモン、三人は?』
「「「やめとく」」」
『そ?』
ザンザス「…………」
『ザンザスが銃構えたまま固まってる〜(笑)どうしたの?』
スクアーロ「癒真はどんな胃を持ってんだぁ…」
スクアーロ、マーモン、ベル、ルー姐は癒真をボーッと見ていた。
いっぽう、ザンザスと神様もボーッと見ていた。
『ねーねー、もう一回撃って!!』
すっかり気に入ったらしい…
「スクアーロの質問をもう一回するぞ〜
お前はどんな胃を持ってんだ?」
『普通の胃』
「真面目にハッキリ分かりやすく答えてくれたのは良いんだが…普通じゃないぞ」
『なんで?』
「何でって…炎を食う奴が何処にいる!?」
「「「うんうん」」」
『……炎?え、紅白饅頭じゃなくて?』
「「「「紅白饅頭!!?」」」」
マーモン「た、確かに丸いし赤っぽい感じに見えるけど…」
ルー姐「だからって何で銃で紅白饅頭を撃つの?」
『さぁ、ザンザスの気分?』
「ホントに空腹の時のお前は最強なんだな」
『空腹じゃなくても最強だよ!』
ザンザス「……俺の炎を食っただと?」
『うん、美味しいね。憤怒の炎』
ザンザス「…ドカスが、かっ消してやる!!!」
ダッ!
ベル「ボスが本気で怒った!?」
ルー姐「癒真が危ないわ!!」
「大丈夫だろ、炎が効かなくて安心した。素手の攻撃だったらあいつは大丈夫だ」
マーモン「それはどういう…」
「まあ見てろ」
スクアーロ「でもなぁ…」
ザンザス「ドカスが!!!」
ブン!
ザンザスは手に憤怒の炎を点しながら癒真に拳を放つ。
それに対して癒真は…
『私の名前は“癒真”だって…』
ザッ
片方の足を後ろに下げ、何処かで見たことのあるような…そう、お兄さんがやっていた必殺技の“あれ”の構えをし、
『言ってんでしょうがぁ!!』
ドゴォ!
『マキシマム・キャノン癒真バージョン!』
「「「「え」」」」
「な?」
それをオリジナルで放った。勿論、オリジナルなだけあって威力は二倍以上。
ザンザスは当然、気絶。
『よし!これからザンザスには、』
ズズッ…
『私がお説教をしましょう(黒笑)』
ザンザスを引きずりながらこう言った癒真に、他の皆は怯えきっていた。