私は最強ヒロインです!!
□標的12{神のリング争奪戦}
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癒真側…
ｸﾗｼｽ「何なの…その後ろの」
先程より格段に上がったクラシスの殺気…
多分、殺そうとした者が生きていた事による……怒り…
『あれは、俺がさっき言った…召喚して出てきた召喚獣が出したものだろう…』
あくまで冷静に答える…
しかし、クラシスの攻撃によって傷ついた体にこの殺気はキツい…
その証拠に、微かではあるが…手が、震えている…
ｸﾗｼｽ「………そう、ヴァリアーまで助けるなんて…どうかしてる…」
少し嘲笑うかのような笑みをしながら言う
『俺には、仲間をも攻撃する方が可笑しいと…そう思うがな…』
癒真も少し笑みを浮かべながら言う
ｸﾗｼｽ「……貴方は動けないのに、何故他の人を優先させるの？意味が分からないわ」
『…大切だからだ』
「っ…」
『敵味方関係なく、俺は自分の事より…他の人が…クラシス「何なのよ！貴方!!」』
ｸﾗｼｽ「自分の仲間を助けるのはまだいいわ…でも…
何故ヴァリアーまで助けるの!?さも当たり前のように!!」
『……生きているからだ…』
ｸﾗｼｽ「っ…そういう甘い考え方…一番嫌いなのよ！」
ダッ！
そう言い終わると、癒真の所へ走って近付いて来た…
手に、死神が持つような大鎌を持って…
癒真は、クラシスが仕込んだ毒のせいで動くことができない…
ザシュ！
斬られる前に、ツナの声が聞こえた気がした…