復活♪
□月と雲
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夏のある日の並中。
『あっつ〜、ホントにあつい!』
「そんな事言わない!扇風機壊したの誰よ」
『…私です、花様ごめんなさい…』
「気にしないでサンちゃん、止めなかった私達も悪かったんだし…ね、花!」
「…まぁそうなんだけどね。相変わらず京子はサンに甘いわよ?少しはガツンッと言ってやんないと…」
私はナナシサンと言います。2−Aの教室の全部の扇風機を壊してしまった張本人です…
これ聞くと、どんだけ暴れたんだって思うかもだけど、そんな事しないからね!
私は普通に扇風機のスイッチを押しただけなんだから!
〜回想〜
『あっついな〜…扇風機つけるね』
「「うん、」」
カチカチッ…
ブーン…ガッ、ガキッ!
シーン…
『あ、やっちゃった』
っとまぁこんな感じだね。私自身忘れてたんだよ…自他共に認める“クラッシャー”だと言う事を…
ピンポンパンポーン
≪…ナナシサン、三分以内に応接室に来ないと咬み殺す≫
ブツッ
『……一生のお願い、花様代わりに…』
「…あきらめな…骨ぐらいは拾ってあげるから」
「サンちゃん、有名人だね!」
『うん、いろんな意味でね』
ということで…
『いってきー!!』
「いってらー」
猛ダッシュですよ!!