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雲雀様side




「はぁ、はぁ…何で僕がこんな目に…」


今僕は廊下でサンに追いかけられながら応接室に駆け込んだ。

勿論、鍵は即効かけたよ。


『それは、雲雀様が格好いいし可愛いからです!!!』


…なのに、何で幻聴が…?

僕はドアを振り返ってみた、すると…


「ぎゃあ!?な、何で…君が…鍵はかけた筈なのに…」


何故か満面の笑みで応接室の中に居るサンが居た。

少し(いや、かなり)恐怖を感じながら鍵はかけた筈だと言うと


『そんな物、愛の力でどうとでもなりますよ!!!

「いやならないよ!?そんなんで鍵が開くんなら鍵の意味ないじゃないか!!」


何とも恐ろしい答えが返ってきた。

愛の力?それじゃあ鍵の意味ないし、ストーカーの被害にあった時の対処法が…(並盛、大丈夫だよね…?)


『いえ、なりますよ。少しの犠牲(人)を払えばね…

「小さい声で恐ろしいことを言った!!?しかもカッコの中聞こえてきたよ!?」

『そんな訳ありませんよ雲雀様、世の中には知らなくていい事があるんですよ♪

「笑いながら言うことかい!!?アンタ恐ろしいな!!もう怖すぎて体が震えてきてるよ!!」


本当に怖いよ…
冗談抜きで震えてるからね!?


『いやぁ、それほどでも…///』

「褒めてない褒めてない!君の解釈おかしいよ!!?本当に君の犠牲になった人は可哀相だね!!」

『雲雀様があんな奴を可哀相と…、何てお優しい!!もう、益々好きになっちゃいました///』

「何でそんな解釈するの!??もう嫌だよ…地獄だ…」

『何を言ってるんですか!!天国の間違いですよ!!!』

「君はそうだろうけど、僕には地獄なんだよ!!?」

『もう。そんな分かりやすいツンデレ特有の照れ隠しは通用しませんよ?私の中の萌え萌えバロメーターが最高値を叩き出してますよ??』
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