逆トリ!
□01日目
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『はぁ、ようやく終わった…!!』
こんばんは。私は蒼月 歌儚といいます。私は今、ようやく学校の宿題が終わったところなのです。
机に向かう事数時間…今回はさまざまな教科の宿題が一度に出されてしまったためこんな風になってしまいました。
いつもは、もっと簡単に終わらせる事が出来るのですが…
「歌儚ー!ご飯できたわよー」
『分かったー』
下からお母さんの声が聞こえてきました。晩御飯が出来たようですね。
私の部屋は二階の階段の直ぐそばなので、結構声が聞こえます。
階段を下り、リビングへ…
「今日は和風にしてみたのよ、さっ、食べて食べて」
『ん、いただきます』
今日は焼き魚、白ご飯そしてお味噌汁…朝ですかね?このメニューは朝を思わせます。
自分はテーブルのこの位置に座っています。
● ◯
┌────┐
└────┘
◯ ◯
●が自分が座っているところ、◯が空席です。
『お母さん、お兄(おにぃ)は…』
「威(かい)は、学校に本格的に取り組むらしくて宿舎に泊まってるわよ」
威…つまり私の兄は、高校生で、中学の時に推薦で野球学校に入学。何となく入っただけで本当に続けていくかを検討していたのですが…決めたようですね。
いつもは中途半端な兄ですが、今回は続く事を願います。学費も払っていることですし…
『ん、美味しい…』
「そう、良かったわ」
お母さんの料理はとても美味しいです。なんせ若い頃は海外の有名な三ツ星レストランのシェフをしていたらしいですから。
おかげで学校のお昼休みはお弁当を死守しなければ食べられてしまいます。
『ごちそうさまでした』
「お粗末さまでした」
食器を流し台に持っていき、部屋に…
明日の学校の準備でもしておきましょうか…
『……あれ…ない、シャーペンの芯が…』
別に明日ぐらい無くてもいいんですが、コンビニにジュースを買いに行きたいですし…行きましょうか。
必要最低限…財布のみを持って玄関へ…携帯は充電中ですし、徒歩五分弱のところに行くのに必要ないでしょう。
今の服装は普通に外に出れるようなものですし、大丈夫でしょう。
お母さんにコンビニに行く事を伝え、出発。
―――――――――
――――――
自動ドアをくぐると、それ特有の音が聞こえました。以外にこの音が好きなんですよね。
文具コーナーでシャーペンの芯を一つ手にし、ドリンクコーナーへ…
『あった、コンビニ限定品』
このジュース美味しいんですよ。限定品なのでここに来ないと買えないのがたまにキズなんですけどね。
その後、何となくコンビニ全体を歩いてみました。
『あ、ジャンプだ…』
ジャンプはたまにしか見ませんが、単行本の方でなら“家庭教師ヒットマンREBORN!”にはまっています。
一応全巻は持っていますし、小説の方も…
「ん?ないな…なんでだろう…」
REBORN!が載ってませんでした。今回は載らなかったんですね…そういう時もありますよきっと…
さて、会計を済ませて家に帰りましょう。
。。。。。