付録
□標的45{癒真の意外な弱点!?}
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いきなりバリアを解除した私に驚いたような顔を向ける三人。
お〜い、さっきまでずっとバリアに攻撃してきた人が何してるの〜?
フォン「…何故、突然守りを解いたのですか?正直、あの守りはいくら攻撃していても破れる見込みは無いと判断し、諦めそうになるほどのものでしたのに…」
マーモン「僕の幻術も効かなかったみたいだし、癒真が出したものだからって諦め半分、そんな使えなそうな子供を守るにはちょうどいい…閉じ込めとけば出られなくなって癒真一人で戦いやすくなるだろうものだったから感心してたのに」
コロネロ「使えないものは邪魔なだけ…それは癒真も良く分かってるだろ、コラ!」
うわぁ…ランボ散々な言われよう…哀れ、ランボ。
まぁ、当の本人は分かってないって言うか、話を全く聞いてないらしく、ラムネ食べてるけどね。
『まぁ、三人の意見がもっともだと思うよ?こんなに小さい子供に戦わせたってきっと無差別攻撃になって此処の崖が崩れてしまいそうな危険が待ってると思うし、そうなったら戦いどころじゃなくなっちゃうとも思う。
でも、
それでランボが戦いの邪魔だって言う事はないと思う。
ランボだって立派な守護者として選ばれて、此処にも呼ばれた。たとえそれが私への嫌がらせとかのものだったとしても、それが?ってかんじ。
逆にランボの力を出して、試験合格を貰って、ランボも守護者なんだって知らしめてやりますとも!』
それが、同じ守護者としての役割の一つでしょ!
「「「…」」」
…あれ、だんまりってかんじ?え、何かスベッた!?(ウケ狙いだったの!?)
コロネロ「…よく言ったぜコラ!」
フォン「そうですね、私がランボ君を此処に呼んだ意味が分かっているようです」
マーモン「ま、それでも僕達の試験合格とはほぼ無関係だけどね」
あ、関係ないんだ…チッ(えっ)
というか、油断してる今がチャンスって感じかな!?
『ランボ!出番到来だよ!!』
ランボ「!オレっち癒真のために頑張るんだもんね!」
『ありがとうランボ!では…』
手榴弾、発射!
ピンピンピンピン!
ドドドド!!
『この状況を説明しよう!ランボは私の合図で(私お手製の)銃を乱射したのだ!
銃といってもただの弾丸ではない、手榴弾が撃てる銃なのであーる!(ピンは発射すると同時に抜けるので、手でいちいち取っている時間を短縮)』
…………何気にちゃっかりしている癒真だった。