付録
□標的42{試練の意味}
2ページ/3ページ
ツナママのお願いで卵、醤油、ランボ達が飲むジュース、お菓子を買い家に戻ってる途中。
『あ、武だ…武ー!』
武「お、癒真じゃねーか、さっき振りだな!」
『うん、あの怪しい感じの人見つかった?』
武「あ〜、それがさ、昨日来てたお客さんだったから親父が何か知ってっかなと思ったんだけどよ…」
『知らなくて町中探してるって訳か…大変だね』
武「まぁな、ところで癒真は探してねーのか?」
『うん、この試練は守護者だけっぽいし…私の場合は少しリングの質みたいなのが違うじゃん?だから出れないんだ』
武「…そっか、じゃあ癒真の分まで俺達が頑張んねーとな!」
『!…ありがとう…武も頑張ってね』
武「おう!」
ポォゥ…
『あ、リングが…』
武「お、ホントだな!…やったなツナ」
その後、私達は分かれて家に帰った。
〜夜〜
『…ツナ、そんなんでご飯食べれるの?』
ツナ「ちょっと難しいかもι」
ツナは今回、アルコバレーノの赤いおしゃぶりを持つ“風(フォン)”という人の試練…鬼ごっこで、最後の最後に恭弥に校舎で暴れてるのを発見されて、殴られたらしい。
頬が腫れてるし、青痣だってある。
ご飯は凄いゆっくりペースで食べてた。
…流石にこのままは可哀相だよね。
という事で、
『ツナ、ご飯食べ終わったらツナの部屋で治療するから!』
ツナ「え、あ…ありがとう」
『いいえ!』
ツナママ「ツッ君、お付き合いする人は癒真ちゃんみたいな子にしなさいよ?」
ツナ「いきなり何の話!?」
〜ツナの部屋〜
ツナ「癒真…治療って言ってたけどさ、治療道具は要らないの?」
『うん、大丈夫。リボーンにお願いしたいんだけど…』
リボーン「何だ?」
『少しだけ、おしゃぶり貸してくれない?』
リボーン「…それは…」
リボーンが渋ってる…じゃあ…
『じゃあ、少し触れるくらいは?』
リボーン「…なら、かまわねーぞ」
『有難う!』
ツン…
『これでオッケー』
ツナ「え、ほんの少し触れただけでいいの?」
『うん、じゃツナは目を瞑って…』
ツナ「う、うん…」
ツナが目を瞑ったのを確認して、私は神のリングをつけているほうの手をツナの顔に近づけた。
………すると、
ボッ…
リングに小さな晴の炎が点った。
その炎でツナの顔のキズは治っていった。
『開けていいよ』
ツナ「ん?…あれ?痛くなくなったし話しやすくなった!ありがとう癒真」
『いいえ、どういたしまして!』