付録
□標的40{試練開始}
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まぁ、こんな説明をしていると正門に到着!
『…と言う事で、学校にもそんな風に伝えてあるし、花にもそう言っておいたから』
じゃ、行きましょうかね!!
そう言って、癒真(二十代)は並中に堂々と入っていった。
隼人「しっかし、ババアな年齢のはずなのによく堂々と入れるな…」
ハル「では皆さん、お名残惜しいのですがハルはここで…」
ツナ「うん、気をつけて」
京子「いってらっしゃい」
ハル「はい!いってきまーす!」
タッタッタ…
ハルは自分の学校に向かって走っていった…と、思ったが?
ダダダッ!
ハル「獄寺さん!」
隼人「ああ?」
ハルは戻ってきて隼人を呼び止め、隼人の前まで来ると…
ハル「…癒真はおばさんじゃありません!ビューティフルウーマンです!!今度そんな事を言ったら…
獄寺さんを呪います(黒笑)」
では、今度こそ行って来ます!
うん、いってらっしゃい!
…京子とハルは満面の笑みで、この会話をしていたらしい。
〜教室〜
花が京子を心配して話しかけていた。そんな花に京子は十年後の花を思い出し、いつまでも親友でいてくれた事にお礼を言った。
そして、先生が来たと思ったら転校生が来たという。
名前は…男の子が“針山 紋太(はりやま もんた)”、女の子が“針山 姫子(はりやま ひめこ)”
男の子の方はかたい印象で、女の子の方は明るい印象。“姫”って呼んでね!といった所を見ると、人当たりも良いとみえる。
それにくわえ、二人は双子らしい。
ツナは、男の子と女の子が似ていない事を小言で呟くが、
姫「あたし達、二卵性の双子なの。あなたもよろしくね」
どうやら聞こえていたらしい。
〜休み時間〜
京子に花が休んでいた分のノートを持っていったとき、転校生の二人…紋太と姫子が声をかけた。
どうやら学校を案内して欲しいようだ。京子は先程の自己紹介で言っていた名前…針山さんだよね。と聞いたが、本人は“姫”と呼んで欲しいという。
紋太も“紋太”で良いと言った。
こんなやり取りをしている間、ツナ達は屋上に来ていた。
ツナ・隼人・武・了平は試練についての話をしていたが、ツナ以外の三人は何かを感じツナを押した。
三人の押した時の力に耐えられず、ツナは尻餅をついてしまったが、三人はそれを気にせず、出入り口の上の気配に向けてそれぞれの武器を持って構えた。
…ツナの両足の間には、銃で撃った後があった。
?「…合格だな」
そこにいたのは小さな赤ん坊…アルコバレーノらしき人物だった。
その人物は、その場所から結構距離のあるツナの腹の上に着地し、
?「しかし、お前だけは失格だ」
こういった。そしてツナの胸倉を左手で掴み、右手で往復ビンタを食らわした。
ツナはこの感覚はラル・ミルチと同じだと思ったことでこの赤ん坊がラルだと気付く。