私は最強ヒロインです!!
□標的24{雲戦の混乱}
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同時刻、並中にて。
ゴッ
モスカが暴走し、ツナ側、ヴァリアー側関係なしに攻撃していた。
その危機に、ツナがハイパーモードでモスカに挑み、圧倒的だった。
そして、最後にモスカの体全体を炎で切った。
誰もがツナの勝ちだと思った瞬間、モスカの中から何かが出てきた。
………それは、
ツナ「え、こ、この人…九代目…!?」
ボンゴレの九代目ボス、ティモッテオだった。
バジル「そんな、何故此処に!?」
誰もが驚いたようだ。バジルはそんな中でようやく声を出せた一人だった。
リボーンは何も言わずに救急箱を手に持って走って九代目の元へ…
それをザンザスは怪しい笑みで見ていた。
ツナ「ど、どうなってんだ…?」
ツナは突然の事に頭が混乱している。
タッ!
そんなツナの隣にリボーンが…
リボーン「おい、しっかりしろ!」
リボーンは、見た目は動揺していないように見えるが、ボルサリーノで隠れている顔はいつも異常に見にくかった。
リボーン「ちっ、モスカの構造…前に一度だけ見たことがある」
九代目は…ゴーラ・モスカの動力源にされてたみてーだな
この言葉に、誰もが驚き、息を呑んだ。
ツナ「ど、どうして!?」
ツナも当然驚いた、その時。
ザンザス「どうしてじゃねーだろ!」
ザンザスが、ツナを責めるように言う…
ザンザス「てめーが九代目を手にかけたんだぞ」
心を壊すように…言う…
ツナ「お、俺…が……?…あ……」
自分が、九代目を…そう思うツナが恐る恐る九代目の方を見ると…
ポタッ、ポタッ…
九代目の口から、血が…
危険を察知したリボーンが、すぐに九代目を縛っていた布のようなものをはがす。
リボーン「やべーな、応急処置で何とかなる傷じゃねぇ…」
ツナ「そんな…!」
ザンザス「誰だ?じじぃを容赦なくぶん殴ったのは…」
そして、
ツナ「!ハァ、ハァッハァ…」
ザンザス「誰だぁ?モスカごとじじぃを真っ二つに焼き切ったのはよぉ…」
言い聞かせ、ツナ自身を縛るように言う。
ツナ「そ、そんな…っ、俺が、俺…が、九代目を…」
ツナは、人を傷つけた事により額に多くの汗を流している…
その時、
九代目「……違う…悪いのは、私だ…」
九代目がこういった。
ツナ「きゅ、九代目!!」
九代目「やっと、会えたね…綱吉君…」
九代目は、ゆっくり、しかしはっきりとツナにいう。
九代目「すまない、こうなったのは、全て私の弱さゆえ…私の弱さが……ザンザスを永い眠りから目覚めさせてしまった…」
続く…