海賊日記

□常識は通用しない
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戦争は終わり、私は海軍から小船を一隻もらい、それで海軍本部を出ようと思っていた。

しかしどうしてか、いきなり身体が動かなくなったではないか。明らかに不自然に。


背後に気配を感じる。


「フッフッフッフッ・・・」

独特な笑い方は聴き覚えがあるものだ。


『ドフラミンゴ・・・何の用?』

「フッフッ・・・冷てェ態度だなァ?**中将よォ?」

『・・・・なぜ私の名を?』

「そりゃァセンゴクの保護を受けてる女と聞いたら興味が湧くだろう?フッフッフ!」

『・・・そろそろ身体を自由にしてくれない?私、これから行くところがあるの』

もう固まったままの問答は意味がないでしょう?
そう言えばドフラミンゴは拒否の答えを告げた。


『・・・だから私に何の用があるのよ。』

「そう急かすな。これから俺がお前をいい場所に連れて行ってやるってのによォ。フッフッフッフッフ!!」


目的を明確にしない答えに不安を抱くが、この男の能力で私の身体は意志に反して男の背中を追って歩く。

私がもらった小船はドフラミンゴと私の二人を乗せて海へ出た。








私はなぜ、あの時抵抗をしなかったのだろう。
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