海賊日記
□白ひげ海賊団
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【船長 “白ひげ”エドワード・ニューゲート】
「センゴクやガープとは昔からの付き合いだ。面倒見てやろうじゃねェか。」
『ありがとうございます!』
この大きすぎる男に、私の任務の目的を説明した。さすがは白ひげ。すぐに承諾をしてくれた。
「だが、センゴクがお前ェの身内な訳はねェだろう。」
『・・・・はい。表向きをそうしているだけです。』
「そりゃあ一種の脅しだろう?お前ェを海賊共に殺させないように。」
『そうなの・・・?私、そのことについては聞かされていないから・・・』
些細なことにも目が向く。
さすがとしか言いようが無い。
「そうか。お前ェが海軍だろうが何だろうが、この船にいる内は“家族”だ。部屋は空いている所を使え、**。」
初めて名前を呼んでくれたことだけでも嬉しかった。
『はい!親父!』
「グラララ・・一人娘が増えたなァ」
豪快な笑い声が響く船内。
いつの間にか皆の表情もいつもより穏やかになっていた。