海賊日記
□死の外科医Ⅱ
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酒屋に帰ってから、他の仲間たちに＊＊を紹介した。
『よろしくお願いしますっ』
戦闘の時とは打って変わって、明るい笑顔を振りまいた＊＊。
だが、仲間たちは微妙な表情を浮かべている。
まぁ、すぐに受け入れる方がおかしいがな。
少し溜め息をつきながら、酒の入ったグラスを揺らした。
「俺がこの女にやられると思ってんのか？」
「船長・・・」
「そういうわけじゃないですけど・・・！」
「船長。」
キャスが静かに口を開いた。
その声はいつもよりトーンが低い。
一番納得がいっていないのが、この男だ。
いつもはふざけてばかりのキャスが、今は本気になっている。
それは俺に対してではなく、＊＊に対して。
「俺達は船長がやられるとは思いません。でも海軍中将ですよ！？特別任務とかいうもんの内容もわかんないのに、いきなり仲間として迎えるなんて無理にもほどがあります！」
キャスの言葉にうなずく他の仲間。
さて、どうしようものか。
こういう事には頑固だからな、こいつら。
『・・・・私は、』
沈黙を破ったのは＊＊。
皆の視線がそっちに集中した。
『あなた達に危害を加えることは一切しない。“仲間”にしてもらうのだって、少しの間だけなの。お願い、信じてほしい。』
真っ直ぐなその瞳は、その気持ちの強さを示した。
『覚悟は中途半端じゃないわ。』
すると、近くにあったナイフを持った＊＊。
それをキャスに手渡した。
＊＊は目を閉じて、手を頭の後ろで組んだ。
『半殺しまでなら、好きにしてくれて構わない。気の済むまでやってくれていいわ。あなた達の仲間になれるなら。心から、仲間として接する事ができるなら。』
カウンターの奥ではこの店の店主が、戦闘が始まるのかと恐怖と不安の表情を浮かべていた。
「・・・・」
何も言わずにナイフを見つめるキャスケット。
すると、キャスケットは