海賊日記
□死の外科医U
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・・・コト。
ナイフをテーブルの上に置き、ソファにドカッと座った。
その様子に、少し顔をしかめる**。
「・・・・仲間になる奴に、手出すわけねェだろ・・・?」
ハハッと呆れた笑い声を響かせたキャスケット。
「ほら、座れよ**。新しい仲間に乾杯だ!お前らも何突っ立ってんだよ!」
さっきまでの雰囲気はどこへやら。
いつもと変わらないキャスがそこにはいた。
それにつられるように、仲間たちは酒を煽りはじめた。
一瞬驚いた表情を見せた**だったが、すぐに明るい表情で酒を飲み始めた。
「船長!」
「・・・あァ。新しい仲間に、」
「「「「かんぱーーい!!!!」」」」
『かんぱーーい!!』
キャスケットはこの船一番と言っていいほど、仲間思いな奴だ。
俺達のことを思って反対した。
・・・いい仲間を持ったもんだな。
『柄にもないこと、考えてる?』
隣に座った**。
「・・・・さァな。」
周りを見れば、いつの間にか全員酔っ払っている。
ベポは満腹になって満足したのか、もう寝ていた。
時計はもう日付を優に超している。
「お前はちゃんと飲んでいたのか?」
『私ザルみたい。』
ふふっと軽く笑う**。
その表情が、どうも幼く見えた。
「**、歳はいくつだ。」
『え?』
「そうそう!」
「・・・・。」
いきなり声を上げたのはキャス。
そうだ・・・。
酔っ払って一番たちが悪ィのはキャスだった。
「**のこと知りたいよなぁ〜〜」
「おっ、俺も俺も〜〜」
『そんな酔っ払ってて・・・今言ってもいいの?』
「「「「もっちろ〜〜〜ん!!」」」」
心配そうな**をよそに、上機嫌のこいつら。
『そうだなー。私は・・・』