海賊日記
□断れない仕事
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センゴク元帥の部屋の襖の前で一度立ち止まる。
『失礼します。』
「入れ。」
中に入ると、センゴクさんと、ガープさん、三大将までいた。
こんな権力者たちの中にいると思うと、胃がキリキリと痛んできた。
『お話とは何でしょうか』
「・・・まぁ座れ」
空いている席に座ろうとすると・・・・
腕を誰かに引っ張られ、椅子ではない、どこかに座らされてしまった。
『えっ?』
「**ちゃんの特等席はいつもここだって言ってるじゃないの〜」
犯人は、“だらしない正義”を掲げている、クザンさん。
つまり、今私はクザンさんの長い脚の上に座らされている・・・。端から見たら恋人同士がイチャついているように見えるのではないだろうか?
『ちょっ、クザンさん!』
「まったく、お前は・・・」
「おォ〜〜〜青雉ィ〜〜〜。だめだよ、あっしの**ちゃんを汚しちゃァ〜〜」
「まったく・・・人前で何をしちょるんじゃぁ」
「青雉も毎回毎回やりおるのぉ!」
頭を抱えるセンゴクさん
キツイ冗談をかますボルサリーノさん
呆れているサカヅキさん
大笑いしているガープさん
もう、海軍てなんでこんな感じなんだろ・・・
さっきまで陰口に悩んでいたのが馬鹿馬鹿しく思えてきた。
クザンさんの膝の上から降りて、空いている席に座った。
『はぁ・・。とりあえず話の内容を・・・』