合宿編

□合宿の王子様(5)
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先ほど、ごはんの役割を決めて作る料理はカレーになった。

思っていたよりも簡単に出来てしまい、時間が余ってしまった。
現在は、午後の5時。
夕飯は6時らしいので、まだ後30分もある。


「恵美ー!探険しようぜ探険!!」


『探険?鬼ごっこ??』

「違う違う。この屋敷の中でだ」


どうやら強制らしく、皆は歩きやすい格好をしている。

私も私服に着替えて、屋敷内を探険することにした。



******





「いただきまーす!」


屋敷内を探検したあとは夜ご飯。
各自、席について食べていた。

私達マネージャーも、別の席で食べる。


「みんな、部屋に戻ったら恋ばなね」

「姫……定番だな」

「だってさ、気になるじゃん?月夜の彼も…」
「あはは。姫、冗談は顔だけにしろ?」

「すんませんでした」


顔は笑ってるのに、拳を振り上げた月夜ちゃんを見て姫ちゃんはすぐさま土下座した。


黙々と皆が食べている中、私達だけ騒いでいた。

黙々と言っても、皆は静かに喋っているだけなのだが。


「これが終わったらお風呂だね」


『そうだね』


にっこりと笑った恵ちゃん。
久しぶりに会えて、こんなにたくさん笑えるなんて昔と同じ日常を取り戻したみたいで嬉しい。







合宿と夕飯。
(あれ、男子も入るみたいだね)
(みんなで入るなんて楽しくなりそう!)

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