その他
□新・da capo <レンside>
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ざわつく下駄箱で靴から上履きへと変える
「ふぁ〜・・・ぁ・・・」
「レン、眠そうだねぇ?」
後ろから聞こえたレンの声に
リンは振り向き涙目のレンに問いかけた
「まぁ・・・」
「もう少しで中等部だね!!//」
再びレンと合流し
少し目を輝かせながらリンは言った
「あぁ・・・」
「うれしくないの?;」
素っ気無いレンにリンは両頬を膨らませた
「何が?」
「だってぇ、高等部と同じ制服だよ?///」
必死に訴えるかのようにレンの前へと
回り込み足を止めるレンにリンは言った
「それはリンの気持ちだろ?||||;」
呆れたようにリンを見て
横をすり抜けレンはクラスへと向った
「レンは楽しみとかないの??」
先を歩くレンに駆寄り
覗き込むようにリンは問いかけるが
足を止めてレンはリンを見て言った
「音楽があればそれでいい・・・」
再び歩き出すレンの後姿を
リンはずっと見つめていた
レンは 3年前から少し変ってしまった
でも周りに害があるわけでもないし
そのままでもいいと思った
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