あか★つき日和

□君に…
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デイ「……まぁ、あえて誰に?とか聞かねーから安心しな うん」



ドバッドバと生クリームを砕いたチョコにかけながら、デイダラは笑顔で答えた。


小「……その方が助かるわ。

それより、貴方は何を作っているの?」


デイ 「 うん? 」



にちゃっにちゃっっ!と素手でチョコと生クリームを混ぜているデイダラ。
その手つきは、まるで粘土遊びをするよーな感じ。



デイ「よくぞ聞いてくれました!
コレは超甘い爆弾、名付けてC5!!
お口の中で溶ける前に爆弾します!!うん♪」


てんてけて〜んと、間抜けなBGMが聞こえてきそうな発言に、
『やっぱりこの子バカだ』と、小南は思ってますが、やっぱり口に出しません。


デイ「見てくれよ!この2次元と3次元を良い感じで合わせたこの造形!!
食べるのもったいねぇ!!うんうん♪」


何ともワケのわからん形のチョコを片手に、高笑いをしてるデイダラ。
本人いわく、芸術作品…らしい。


小「(まぁ、本人は喜んでるし)良かったわね。ラッピングしていくと良いわ」



小南は、『まぁお礼参りだし、良いか』と思いつつ、ラッピングセットを一式渡した。
嬉しそうにラッピングして、デイダラは可愛いリボンでアレンジまで加えてる。
中身が爆弾とは思えないホドに綺麗な仕上がりとなった。




間。




小「 …出来た 」

デイ「 おぉ〜っっ!! 」



あれから数時間後。
ガトーショコラを作って、可愛くラッピングされた。
ガトーショコラが出来るまでの流れは面白くないのでカット。



デイ「小南すっげぇ!!アンタも芸術家だったんだな!!」


目を輝かせて騒ぐデイダラ。オーバーなリアクションだが、誉められると悪い気はしない。


小「誉めすぎよ。
…余ったの、食べる?」

デイ「 食べる!!うんうーん♪ 」



幸せそーな顔で口にガトーショコラを詰め込んでいくデイダラをキッチンに残して、
完成した物を満足顔で自室に持ち帰る小南であった。


一方、ペインに確認しに行った鬼鮫はとゆーと…


鬼「ちょっ、リーダー!!ペインさんってば!!
開けて下さいよ!!」


ペ「五月蝿い五月蝿い!!(泣)
あっち行けバカ魚類!!
今俺に小南の話をするなばーかぁ!!(泣)」



ペインの自室前で頑張ってた…
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