あか★つき日和
□君に…
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鬼(明日の準備…あぁ、バレンタインのコトですか)
遠慮がちに『ダメか?』と聞いてくる小南を快く受け入れ、食器を片付けていく。
小「鬼鮫、ありがと…
…あと、軽量カップやスプーンってどこ?((汗」
鬼「あぁ、それなら此方の棚にありますよ」
日頃はペインをフルボッコにしている小南でも、この日だけは乙女なのだ。
本命チョコの一つや二つ、ペインにあげても…
小「鬼鮫、何ふやけたフカヒレみたいな顔してるの。気持ち悪い。
言っておくが、ペインの為に作るワケじゃないから」
鬼「Σふやけたフカヒレって何ですか!?
てか、リーダーにあげないんですか!?じゃあ、誰に…」
小「 五月蝿い。黙れ。聞くな/// 」
飛んできた包丁をフライパンで防ぎ、鬼鮫の脳ミソフル活動。
鬼(リーダーの相手って小南さんじゃなかった!?じゃあ一体、小南さんは誰の為に…っっ!!)
あんだーかんだーと考えた結果。
ペイン本人に確認しに行った鬼鮫。
デイ「アレ?小南ぢゃねーかよ。
どーしたんだ うん?」
鬼鮫と入れ違いで、両手に大量の板チョコを持ったデイダラがキッチンにやって来た。
デイ「あ!小南もバレンタインの準備かい?
オイラも一緒にいい?」
小「えぇ。別に構わないわ」
『サンキュー♪』とデイダラは軽く挨拶をして、テーブルに大量の板チョコを置いた。
小「デイダラはサソリにあげるの?」
デイ「うん!もちのロンだぞ!!
何だかんだで旦那にはいっつも世話になってるから、そのお礼参りだ♪」
お礼参りって使い方違くね?って思ってるケド、あえて訂正はしない小南。
デイ「うん?そーいや、小南は誰にあげるんだい?リーダーは例外だろ??」
小「あら、ペインじゃないってわかった?」
2人は並んで調理開始。
デイダラは板チョコをパキパキ、
小南は秤を使ったり生クリームを用意したり。
デイ「わかるも何も、あてずっぽで言ってみたんだケド…
マジでか!?うん?」
小「マージマジ・マジーロよ」
デイダラの脳内でマ○レッドフワッと現れて消えてった。