Blush
□壊れ物
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グチャ…グチャ…
部屋に響く水の音。
立ち込める生臭い匂い。
飛び散るのは、鮮血…
飛「…ぁぐっ……デイ、ダラちゃ…」
グチャ…ズチャ…ズリュッ
デイダラは全身に飛段の血を浴びながらクナイで肉を裂き、臓器を荒々しく掴んで…
デイ「…ァハハ
旦那もこーやって人傀儡造ってたのかな?」
虚ろな目で笑っていた。
飛「 ハァハァ…
いくら何でも、やりすぎ…」
ズズズッと腸を取り出すデイダラの手を掴み、苦笑いを浮かべる飛段。
いくら不死だからと言っても、臓器は後々の生活に困るので傷つけてもらいたくない。
飛「もぅ、気ぃすんだだろ?
気持ち良すぎて俺がもたねーんだよ」
デイ「……気持ち、良い?」
腸を掴んでいた手を放し、飛段の顔を虚ろな目が捕らえた。
デイ「痛い、じゃなくて気持ち良い…?
なぁ、飛段。…旦那も、気持ち良かったのかな?」
虚ろな目からゆっくり流れ落ちる涙が、飛段のばっくりと開いた体内へと溶けていった。
俺より深い傷を負ったこの子を残して
勝手に死んだサソリを呪います。
(おわれぃ!)&反省会