あか★つき日和
□約束
4ページ/6ページ
飛「っちくしょー…サソリのヤツ羨ましぃぞコラァ」
↑やけ酒(?)
トビ「 …本当にな 」 ボソッ
飛「 あン!? 何らってぇ!?? 」
酒がいい感じで回ってきたのでテンションがおかしい飛段。
トビ「Σひぇぇ!!飛段さん酒癖悪ぅ!!!」
今もそう。
悪口言われたと思ってトビにバックドロップ炸裂。
動かなくなったトビをほっといて、
再びグラスに焼酎を注いでいく。
サソ「いつまでブッサイクな面してんだ。
酒が不味くなる」
いつの間にか隣に座って、カルビを焼き始めた。
飛「 …気づいてた? 」
サソ「 気づいてた。
デイダラも、…多分トビも 」 ンジュ〜
深々とため息をついて、仰向けに寝転がった。
酔いつぶれて寝息を立てているデイダラと、ピクリともしないトビが逆さまに見えた。
飛「 ………一緒にって、言ったのによぉ
俺も、たまには角都に
良いおもいさせてやろーって…
約束…した、のに… 」
そのまま
こてんっと眠ってしまった。
スカピ〜と寝息を立てている飛段をやれやれと見つめ、
カルビをひっくり返した。
ついでに飛段がいれた焼酎を一口。
サソ「 だとよ。 角都 」
はむっとカルビを口にふくみ、
店の奥でグラスを磨いている栗ちゃんに話しかけた。
暫く沈黙だったが、ため息と共に変化を解いた角都が出てきた。
角「 いつから気づいてた? 」
サソ「 さぁて、いつからだろな? 」
いたずらっ子のように笑うサソリに
呆れつつ笑うしかなかった。
そして、
その横で寝返りをうつ相棒の頬にでこぴん。
角「 まったく…世話のやけるヤツだ 」